よりよい社会、環境、業界の未来を願ってさまざまな活動を続けています
2005.01.29
今回の事業は、当青年部会が声をかけさせて頂き、名古屋・神戸・倉敷・京都の4都市の青年部会合同事業として、合計31名で京都にある京都市蹴上浄水場及び琵琶湖疏水記念館を見学し普段見ることのできない施設の見学を行い、水に対しての技術・知識の向上を目的とした事業です。
蹴上浄水場は、通常は年に1度ゴールデンウィークに一般公開されるですが、今回は特別に公開して頂きました。蹴上浄水場は明治45年に竣工された日本で最初のジュエール式急速濾過法を採用した浄水場であります。現在は、使用されておりませんが当時に建設された第1高区配水池は煉瓦造りの建物で明治時代の建設当時そのままの面影を残していました。
まず、施設見学の前に会議室にて毛利蹴上浄水場長による現在の水道事業についての説明を頂きました。現在はバブル期の1日あたりの使用水道量に比べ、景気の低迷、節約意識の向上により大幅に使用水量が落ちているとの事でした。そのような事でバブル期における使用水量をまかなえる設備がある為、現在では沈でん池等、稼動していない施設が多くあるとのことでした。
実際に施設見学をしていくと、沈でん池などブルーシートが覆われており、水も張られていない施設も数多く見かけました。 しかし、設備の老朽化による更新工事等はしていかなければならず、色々と公共工事を発注していく上での難しさを我々も感じました。
広大な敷地には色々な施設があり見学するだけでも、かなりの体力を使ったなというのも感じました。
この事業により、使用水量の減少による浄水施設の維持、配水施設工事の減少等、我々の業界に直接関係がある事を学び、今後の業界のあり方、公共事業減少に対応した営業方針等いろいろと学ぶ事ができたと思います。
また、琵琶湖疏水記念館では明治23年に竣工した頃から現在に至るまでの資料や写真等を見て歴史を学びました。
青年部名 | 京都府管工事工業協同組合青年会 |
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担当者 | 会長 豊嶋 一俊 東光 正弘 |
実施時期 | 平成17年1月29日(土) |
参加者 | 総勢:31名 |