よりよい社会、環境、業界の未来を願ってさまざまな活動を続けています
2005.03.26
3月26日土曜日、私たち岡山市管工設備協同組合青年部は、梶英正青年部部長を頭に「水源地クリーンキャンペーン」と「エコクラブ探検隊」の二つの行事を1日で行うという欲張りな計画に挑みました。年度末ということで参加者の人数が心配されましたが、終業式の翌日ということで親子での参加が多く、総勢37人となりました。
朝8時30分組合に集合。各自の車を組合駐車場に置き、バスにに乗り込みました。最初に目指すところは、今回が5回目になる岡山市水道局三野浄水場の取水口付近の河原でした。午前9時過ぎに旭川の河原に到着し、みんなバスを降り、手に手に火箸とビニール袋を持つて、そうじを始めました。快い南風が注ぐ晴天の中、花粉が舞い散るのを怖がる大人たちを後目に、子供たちの活躍で一応の成果が有りました。約1時間でその日の清掃を終え、いつもながらの釣果(?)を前にしての集合写真撮影を行いました。
でも、本来ならごみが有っては行けない場所なのに1時間程度の清掃でビニール袋6個のごみが拾えたと言うことは、河原は一見草刈りもでき手入れが行われているのですが隅々までは管理の目が行き届いていないのかと思われました。岡山市民の大切な水源地なので、今後も地道にきめ細やかな清掃活動を続けていかなければと思いました。
午前10時過ぎ再びバスに乗り、次に目指す「苫田ダム」へ向けて出発しました。これから約2時間のバス旅行の始まりです。そこでやっと、朝のスケジュールの忙しさで、梶部長の挨拶の言葉を聞いていないことに気づき、急遽マイクを持たせ部長の一声を聞きました。
これから目指す「苫田ダム」は、昭和32年に構想され、紆余曲折を経て49年の歳月と2040億円のお金を費やして、今年の4月に稼働するという本当に出来立てのほやほやのダムです。ダムのある場所は岡山県苫田郡鏡野町久田下原といって、私たちが住んでいる岡山市の吉井川河口から90㎞離れたところです。このダムは、今後岡山県の水瓶として県民全体の生活に直結する存在なのです。
正午、私たちを乗せたバスは昼食のため奥津温泉郷にある「花美人の里」に到着しました。岡山県も南と北では天候が違い、ここでは昨日は雪だったということで、至る所に雪だまりがありました。私たち県南では雪が5㎝も降れば大雪なので、子供たちはまずは雪遊びとはしゃいでいました。その後、暖かい館内で家族や仲間たちと和やかな食事を済ませ、いざ「苫田ダム」へと気を入れ直して出発しました。
バスに乗ること約10分、奥津湖総合案内所「みずの郷奥津湖」に到着しました。
ここは、ダム事務所に事前に連絡した折りに紹介された施設で、奥津ダムによってできた奥津湖周辺情報の拠点施設として鏡野町奥津振興センターなどによって運営されているものです。
そこでインフォメーションの梅本さんにビデオや模型を使ってダムの規模や構造を教えていただきました。
そして、いよいよ体験学習の始まりで、ダム本体へと向かいました。
まずは、管理事務所の横からダム前面を眺めました。このダムは、貯水位が20mにならないと放流しないのですが、その日は運良く24mの水位があったので豪快な放流を眺めることができました。次に堤頂中央部よりエレベーターで30mおりて、放流設備が直下に見ることができる見学室に行き、轟音と共にはじけ飛ぶ水を目の前にし、子供も大人も初めての光景に感動しました。いままでの水に対する「清らかさ」と言うイメージに、「力強さ」と言うものが加わったように感じられました。 みんな、ダムに対して色々な思いを持った様子で午後3時まで楽しい時間をダム周辺で過ごしました。また帰りの車中も和やかな会話に包まれながら、午後5時無事に組合へ戻りました。
今回、私たち青年部員の都合で1日に二つの行事を行うことになってしまいましたが、この事業に参加する子供たちの生き生きした目を見ると、今後とも努力して時間を工面しながらでも、活動を続けて行こうと思いました。
青年部名 | 岡山市管工設備協同組合青年部 |
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担当者 | 会長 梶 英正 実行委員長 高江 治彦 |
実施時期 | 平成17年3月26日(土) |
参加者 | 総勢:37名 |