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2008.11.08
今年で5回目となる、水源地ボランティア清掃は、昨年と同様に早明浦ダムで行う予定でした。しかし、前日から降り続く雨のため早明浦ダムでの清掃活動は中止になり、代わりに水に関する施設見学を行うことになりました。
まず最初に、三豊市財田町に建設され現在湛水試験中の香川用水調整池を見学しました。この調整池の役割は、香川用水の水を一時的に貯留し、渇水時や大地震などの不測の事態の時に調整池の水を補給し、活用する役割を持っています。香川県の“水道用”水の約1週間分を賄うことのできる貯水量で、総事業費は255億円を掛け平成21年春からの運用を目指して準備が進められているところです。この調整池は一般公募の中から選ばれた「宝山湖」という名前が付けられました。当時、湛水試験のため水を貯めている最中でしたが、早明浦ダムの深刻な水不足のため、思うように進んでいないとのことでした。
次に、香川用水記念公園(水の資料館)を見学し、ここでは香川県の水の歴史について勉強しました。
昔、香川県では水を確保するためにたくさんの争いがあったそうです。今でも農業用水に関しては争いがあると聞いています。それだけ香川県にとって水は大事なのもなのだと思いました。
私達青年部会員はこの香川県にとって大事な“水”に携わる仕事をさせてもらっています。仕事をきっちりとすることも大事なことですが、「今でこそ当たり前に使える水」の歴史や重要さを香川県民に伝えていくことも仕事の一部ではないかと思いました。そして、みんなが水の尊さを考えることができた時、ゴミを捨てる人がいなくなるのではないかと思います。将来、ボランティア清掃をしなくてもきれいな池や川・海になったらいいなぁ、と思いました。
文責:藤澤 勇武
青年部名 | 高松市上下水道工事業協同組合 青年部会 |
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事業名 | 水源地ボランティア清掃 |
担当者 | 藤澤 勇武 |
実施時期 | 2008年11月8日 |
参加者 | 総勢:120名 |